「さくら貝」は『多肉植物ハオルシア』(日東書院本社)の中で紹介されたシンビ系(H. compacta)の新品種で、春~夏には外葉が鮮やかなピンク色に染まるのが特徴です。
一般にハオルシアの赤色はくすんでいたり、茶褐色がかることが多いのですが、この品種はくすみのない、きれいなピンク色になることが特徴です。
この個体は東ケープ州Grahamstown東の産地から輸入した10個体から選抜した1個体です。同じ産地の他個体はいずれも一般的なシンビ系と同じく、葉先が茶褐色がかった薄ピンクになる程度ですが、この個体だけは非常にきれいなピンク色に色づくので、新品種としました。
色がさめているときは非常に白肌なので、これがきれいなピンク色に色づく原因なのでしょう。
ところで最近ヤフオクで「さくら貝」と称するシンビ系植物が売られていますが、「さくら貝」はまだ1本も外部に出ていません。したがってヤフオクで売られている「さくら貝」は明らかに偽物です。だまされないよう、注意してください。
すでに2回出品・落札されており、その都度出品者に警告しているのですが、それにもかかわらず3回目が出品されているので、これ以上被害者が出ないよう、注意喚起する次第です。
コメント
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でも記載の↓
この個体は東ケープ州Grahamstown東の産地から輸入した10個体から選抜した1個体です。同じ産地の他個体はいずれも一般的なシンビ系と同じく、葉先が茶褐色がかった薄ピンクになる程度ですが、この個体だけは非常にきれいなピンク色に色づくので、新品種としました。
↑ですが10個体で1個体結構な確率ですよね。
他の方が輸入したもので同じ特徴の個体がある可能性もあるし、正確な確認もせずに決めつけは協会と言う公の立場ではおかしくないですか?
また、交配ならまだしも輸入株で色づく特徴が違うだけで新品種とする基準まずくないですか?他の植物の新品種の基準と比べて甘過ぎませんか?
ご質問の回答につきましては別途ブログ記事として掲載しますのでそちらをご覧ください。