当会の登録商標について、一部業者から正規に使用許可をとって使いたいが、少数本だとラベルが高額で使いにくい、という声が寄せられています。何人か仲間を募ってまとめて買えば安く買えますが、仲間を募るのも簡単ではない、という意見です。

 商標を正規に使いたいという方には大いに使っていただきたいので、より簡便に利用できるよう、次のような制度を設けました。

 当会の登録商標を簡便に使いたい方は、当会に屋号やIDネームなどを登録し、商標利用の包括支払い契約を結ぶことができます。包括支払いとはどの商標を何回使ったかに関係なく、その方の多肉植物の年間売上額の一定割合を商標使用料としてまとめて支払う、という方法です。この場合、許諾ラベルの添付がなくても、その方の屋号やIDネームで売る商品にはすべて使用許可が与えられます(ただし独占使用契約のある商標は別途独占使用権者の承諾が必要。独占使用契約はごく少数の見込み)。

 包括支払い契約の基本条件は、
① 当会会員であること(新規入会可)
② 正しい品種名を使うこと(異名や重複名を使わないこと)
③ 偽物や疑わしい商品を販売しないこと
の3点です。使用料金は多肉植物の年間売上額の2%で、売上額は自主申告です。モニタリングの結果と自主申告額とが大きく異なる場合は契約破棄になります。

 この制度は契約書の準備などが必要なため、今年のハオルシアフェスタ以降に開始予定です。

 またこの制度とは別に、正しい品種名の普及にご協力いただいている(株)奈良多肉植物研究会のオークションと富士多肉植物愛好会のセリ会では、出品者は当会の登録商標を自由に使用できます。許諾ラベルの購入も包括支払い契約もしたくないという場合はこれらの会を利用することも一法です。ハオルシアフェスタ会場での販売も、もちろん商標権フリーです。