先の記事でお知らせしました、岡山県での盗難事件の続報です。

盗まれたのは大株ばかり540本、うち4割は斑ものです。斑ものの大株は現在価格が非常に高騰してるため、全体平均で最低でも時価で1本30万円は妥当な推定と考えられます。

なお、電源が遮断されて警報装置が作動しなかったというのは誤りで、温室内に侵入せずに外からビニールを破って棚の植物を取り出し盗んでいたので、温室内の警報装置は作動しなかったということです。

ただしこの事件と前後して(4月末頃)埼玉県の著名育種家温室でも盗難未遂事件があり、この時は電源が切断されて警報装置が作動しない状態にされていました。
幸い温室のビニールの内側に頑丈な網を取り付けてあったので侵入できず、未遂に終わったものです。

このように窃盗団の活動は衰えを見せず、活動範囲をさらに広げて継続しています。
地方在住の収集家や育種家の皆さんも「ここまでは来ないだろう」と安心せずに防犯装置の設置と厳重な警戒をお願いします。

また相手は犯罪プロ集団ですから、1度撃退(未遂)できたからと安心できません。相手もなぜ失敗したのか原因を探り、その対策を立ててから再度盗みに来ます。例えば警報装置があれば電源を切断して、あるいは警報装置が作動しないようにして犯行に及びますし、ビニ-ルの内側に網があれば次回は工具(カッター等)を用意して来るでしょう。

したがって、警報装置や監視装置を設置してあるところではさらに無停電装置の設置を強くお勧めします。
無停電装置があれば、電源が切断されても相当時間は警報装置や監視装置が作動しますし、何よりも電源が切断されたという情報自身が緊急メールでスマホや家庭のパソコンに送られます。またこの緊急メールは電源が回復するまで数分おきに何度でも送られ続けるよう設定できますから、電源切断に対すjavascript:void(0)る強力な対抗手段になります。無停電装置は大きさにもよりますがおおむね10万円以下で設置できます。

また何度もお伝えしていますように、ネット接続の監視カメラ(防犯カメラ)は最も強力な防犯対策です。監視カメラがあれば、侵入を検知したらすぐスマホなどで温室内の様子を確認し、不審者がいれば直ちに警察を呼ぶことができます。

また犯行グループは何よりも証拠映像を撮られることを嫌います。さらにカメラは2台以上設置し、また温室の外側も監視できるよう設置することがベストです。

監視カメラの動体検知は映像から動くものを検知するので、道路に面した温室などでは車のヘッドライトなどにも反応して誤報がしばしば来ます。また吹き込む風や扇風機などの風でビニールや花茎が揺れ動いても反応してしまうことがあります。このような場合、体温から侵入者を検知する人感センサーを設置して、この情報と監視カメラの情報とを合わせて監視するシステムを構築すれば誤報は大幅に減少します。人感センサーは監視カメラよりずっと安価ですし、多くはライト付きですから、この点でも防犯にはより効果的です。

一旦泥棒に入られると大規模な温室や良品優品のコレクションが多い場合は被害は数百万円~数千万円に及ぶこともあります。何よりも長年愛情込めて育て上げた来た植物が一夜にしてなくなってしまったというショックは計り知れません。

こういった防犯装置の設置は高くても100万円以下、多くは50万円もしません。

まだ防犯装置を設置してない方はぜひとも早急に設置され、あるいは既設の方でも無停電装置などを補強されるよう強くお勧めします。