March 2013

HP管理者(補助員)募集のお知らせ

HP管理者(補助員)募集のお知らせ


日本ハオルシア協会では現在の担当者が多忙のため、HPの管理者または補助員を募集しています。ハオルシアに関心があり、HP作成、管理の知識、経験のある方で当協会のHP管理を手伝っていただける方がいらっしゃいましたら、自薦、他薦を問わず事務局(info@haworthia.net)までご連絡ください。

日本ハオルシア協会の会員でなくても可能ですが、担当をお願いする場合はなるべく会員になっていただくようお願いします。謝礼は原則出ませんが、ハオルシアの苗で良ければなるべくご希望に沿うようにします。


《4月19日追記》

新管理者が決定しました。上記募集は終了させていただきます。

ハオルシア フェステバル4

3月20日に東京都大田区平和島の東京流通センター(TRC)でハオルシアフェステバルが開催され、およそ200人もの愛好家が参集して熱気あふれる会となりました。日本ハオルシア協会の関東大会では例年50~60人程度、関西大会でも100人程度の参加者ですから、ハオルシア中心の会合としては記録的な参加者数でした。

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バザールでは培養苗を含む玉扇、万象の優良苗が高値で取引され、中には50万円を超える売り上げの方や持ってきた苗がほとんど売れてしまった方もいらしたようです。また他ではほとんど販売されることのないハオルシア原種の希少苗が多数並べられて人気を集め、持ってきた苗の半分以上が売れた方もいました。さらにハオルシア以外のペラルゴニウムや希少バルブ類も良く売れて早々に品切れとなり、販売していた方は「見込み通りだったが、見込み以上に売れてしまい、もっと持ってくればよかった。」という感想でした。

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フェステバルの目玉であった品評会ではきわめてレベルの高い作品が多数出展され、第1回日本ハオルシア大賞にふさわしい作品が選出されました。
参加者の投票の結果、最高得点を獲得したのは萩原氏の‘水晶コンプト’、中島氏の玉扇‘玄武’、小澤氏のピクタ‘極楽殿’の3点です。いずれ劣らぬ素晴らしい作品で、同点だったために3点とも日本ハオルシア大賞金賞(2013年)となりました。

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水晶コンプト

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玄武

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極楽殿

また得票数がわずかに及ばず入選しなかったものの、大賞に選ばれてもおかしくない作品も多数ありました。その多くは部門賞を獲得しましたが、ここでも多数の優秀作品が集中し、競争の非常に厳しい部門がありました。そこで優秀作品が集中した部門では部門賞を複数出すことにしました。それらの結果はまた後ほど写真とともにお知らせします。

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交換会では山本先生の万象が多数出品され、非常に高値で落札されていました。また特筆すべきは多くの女性が最前列に陣取り、積極的に落札していたことでした。このような光景は他の会ではなかなか見ることのないもので、ハオルシアが女性に大きな人気のあることを象徴するものと言えます。

今回の会では他のサボテン、多肉関係の会合ではあまりお見かけしない方が多数(おそらく半数以上)参加されていたのが特徴で、ハオルシア人気の広がりを実感したところです。また参加者の感想もブログなどで見る限り非常に好評だったようで、「来年もぜひ参加したい」、「来年はぜひ行ってみたい」、という声が多数聞こえています。ハオルシア中心の会合としては記録的参加者数だったことも併せ、初回の試みとしては大成功だったと評価しています。


来年は日本多肉植物の会や国際多肉植物協会(ISIJ)とも合同でこのような会を開催すべく調整中です。


Dr.M.Hayashi

H. ohkuwai

Worcester-Robertson KarooCape Townに比較的近く、雨も小カルーより多いので比較的早くから開けてきた地方です。ハオルシアもH. reticulate, H. pallidH. maximaなどの仲間の主産地になっています。H. setataの仲間も多いですが、この仲間の主産地はむしろ小カルーだと言えます。


小カルーの
Maxima様植物にはH. ohkuwaiの他、H. martinii n.n. Matjiesfontein)、Rooibergの未命名種、H. opalina、それにLangebergのすぐ北側のBarrydale, Montaguなどにところどころにある群落(未命名)が知られています。H. opalinaは外見はMinima様ですが、花は完全にMaxima類の花です。
 

小カルーのH. maxima様群落はいずれも他の群落からは非常に隔離されています。このうちKeurfontein (Laigsburgの南約20km)の群落は結節が密で大きく、葉の上面にも多数の結節があるなど、Worcester-Robertson KarooMaxima類とはかなり異なる特徴があるのでH. ohkuwaiとして分離しました。
 

H. ohkuwai は間違いなくMaxima類の最美種で、ドーナツ冬の星座(H. anulata n.n.)とは異なる美しさです。タイプ産地のKeurfonteinの他、山を挟んで互いに約10km程離れたVredeEsselsfonteinが産地として知られています。以下、写真でその様子をご紹介します。


Dr.M.Hayashi

 
写真1 Keurfontein
写真1 Keurfontein

写真2 Keurfontein
写真2 Keurfontein

写真3 Keurfontein
写真3 Keurfontein

写真4 Keurfontein
写真4 Keurfontein


写真1はタイプ産地のKeurfonteinです。まばらな植生が雨の少なさを示しています。写真24KeurfonteinH. ohkuwaiで、特に結節の大きな個体です。野生株でも育種選抜個体よりすごい結節で、見事というほかありません。


 ohkuwai が2本見える。
写真5 Vrede 背景の山はAnysberg 手前中央やや左にH. ohkuwai が2本見える。

写真
5Vredeの産地の様子です。Keurfonteinより灌木の背はやや高いですが、やはり非常にまばらな植生です。ここはAnysberg 保護区の中で、背景の山はAnysbergです。


写真6 Vrede
写真6 Vrede

写真7 写真6の個体の拡大
写真7 写真6の個体の拡大

写真8 Vrede
写真8 Vrede

写真
68VredeH. ohkuwaiで、同じく特に結節の大きな個体です。写真7は写真6の個体の部分拡大写真です。

 martinii Matjiesfontein

写真9 H. martinii Matjiesfontein


 martinii Matjiesfontein
写真10 H. martinii Matjiesfontein

写真
910MatjiesfonteinH. martiniで、H. ohlkuwaiと違って結節の大きさや密度は特に大きくありません。しかし肌色が白緑色~薄黄緑色で、非常に特異な葉色です。


 Osplaas

写真11 H. osplasa n.n. Osplaas

写真11H. ohkuwaiの祖先と考えられるOsplaasH. osplasa n.n.です。OsplaasWorcester Karooの北の端で、小カルーの入り口にあたり、この群落から種子が小カルーに飛散してH. ohkuwaiになったと考えられます。


なおOsplaasには素晴らしい斑紋(たぶん最良)のH. limbataが生育しています。

Gelatina

 stayneri ex hort  D=5 (一般に流通している株とはやや異なる。)
写真1  H. stayneri ex hort  D=5 (一般に流通している株とはやや異なる。)

H. stayneri (写真1) はいまだ群落が再発見されていない植物のひとつで、類似種もほとんど知られていません。半透明なすりガラス状の三角窓とやや硬い葉質からは、この植物が軟質葉のH. gordonianaなどより、むしろLapis系のH. addoria n.n. 等に近いことがうかがえます。

またH. stayneriの産地(Port Elizabethから22kmのUitenhage (ユーテネイクと発音。”h”は無声音)に至る道路上)からAddoまでは約30kmなのに対し、H. gordonianaの産地まではおよそ80kmもあります。H. stayeriが産地的にもH. gordonianaよりH. addoriaにより近いことは確かです。

ところで最近H. stayneriの産地から数十キロ東でH. stayneriに似た植物が見つかっています。Breuerの“Book-2” (p. 63) にも紹介されているH. gelatina n.n.ですが、“Book-2” では写真が小さくて特徴が良く分かりませんので、大きな写真を紹介します。


 gelatinea  IB 8505, Coega Kop (Photo by Breuer)
写真2  H. gelatinea  IB 8505, Coega Kop (Photo by Breuer)

写真2 はBook-2掲載写真と同じものですが、大きな写真で見るとすりガラス状の半透明窓の特徴がH. stayneriと非常によく似ていることがわかります。葉先はより尖っていますが、その分、窓はより大きく、葉全体の1/3が窓です。葉先には葉脈も鋸歯も全くなく、凍ったゼリーのような感じがするので、"gelatin” と名付けられました。


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写真3  H. gelatina  12-170-1 = IB 8505  Coega Kop  D=7.5

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写真4  H. gelatina MH 12-170-2 = IB 8505  Coega Kop  D=3.5

写真3と4はわたしが昨年Breuerから入手した株で、鋸歯の大きさや窓の葉脈の様子が異なるので別個体と思われます。これらはまた写真2の個体とも異なります。いずれもH. stayneri 似の、あるいはそれ以上の美種です。ただ写真のデータにある通り、あまり大きくはないので、大型化が今後の課題です。


  MH 12-136  D=7
写真5 H. sp. nov.  MH 12-136  D=7

なおH. gelatina の産地の北、約50kmから80kmにかけてはH. gelatinaH. addoriaに関係する未記載の美種がいくつも存在しています。いずれもあまり大型ではなく、かつほとんど知られていませんが、極めて美しい仲間です。そのほとんどはBreuerの本にも載っていませんので、その一つを写真だけご紹介します(写真5)。この仲間は現在研究中ですので、もう少し様子が分かりましたら改めてご紹介します。


Dr.M.Hayashi

ハオルシア フェステバル3

ハオルシアフェステバルに参加される方、特に出店や品評会への出展をされる方は下記リンク先のPDFファイルをご確認ください。

ハオルシアフェステバル会場 TRCの構内経路案内


たくさんのご参加をお待ちしております。
☆コメントは承認後に公開されます。
☆品種等の質問はハオルシア協会会員に限定します。

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