公判期日のお知らせ(ハオルシア大量窃盗事件について)

公判期日のお知らせ

富士宮市の中島氏温室でのハオルシア盗難事件の犯人として先日逮捕された、鮑闊容疑者の第1回公判期日が下記のように決まりましたのでお知らせします。

平成28年5月27日 午後1時30分
静岡地方裁判所 富士支部 1号法廷 (静岡県富士市中央町2-7-1)

関心のある方は傍聴してください。

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この容疑者の逮捕後も窃盗事件は発生しています。
事件の詳細は公判で明らかになって行くと思いますが、他にも窃盗グループがある可能性も高く、逮捕に安心せず引き続き警戒と、防犯対策の実施をお願い致します。


ハオルシアフェスタ2016を終えて (講評及び受賞作品紹介)

ハオルシアフェスタ2016を終えて

日本ハオルシア協会 イベント担当責任者 中島勝芳

 ハオルシアフェスタも今回で4回目となり、企画や内容もかなり安定してきました。
ただ今回はこれまで品評会の責任者だった小澤直樹氏が病気療養中のため、萩原氏に代役をお願いすることになりました。ところが萩原氏のご家族が急病となって萩原氏も担当できなくなってしまい、昨年まで小澤氏の片腕としてご協力いただいていた菱木氏に急きょピンチヒッターをお願いしたところ、その菱木氏もご家族の急病で担当できなくなり、最終的に上条氏に受付や集計の実務をお願いした次第です。

 またいつも写真撮影をお願いしていた土屋氏も当日抜けられない用事があって撮影できないということで、これも急きょ押尾武氏にお願いしました。さらに昨年まで会場受付をしていただいた萩原氏が参加できないので、白井さん、須田さんに受付をお願いし、また私の補佐として大村氏に事務方のまとめ役をお願いしました。

 私自身も日本ハオルシア協会の法人化に伴って担当者の役割を分割する方針の元、イベント担当となりましたが、今回のフェスタが初めての仕事でした。

 そのような次第で、今回のフェスタは私も含めいずれの部署も初めての担当者ばかりとなり、多々不手際な点があったことをお詫びします。しかし代役やピンチヒッターをお願いした方々はいずれも未経験の仕事だったにもかかわらず快く引き受けていただき、また最後まで責任を持って運営にご協力していただきました。おかげで無事成功裏にフェスタを終えることができ、深く感謝しております。この場をお借りして改めてお礼申し上げます。
さらに会場の設営や後片付けなどでも多くの方々にご協力いただきました。当日は十分なお礼の言葉もお伝え出来ませんでしたが、運営責任者として深く感謝しております。誠にありがとうございました。

 さて当日は熱心なハオルシア愛好家に昨年同様に多数参加していただき、また出店数やセリ会の売上も昨年を上回りました。ご参加くださった方々にも厚くお礼申し上げます。
肝心の品評会ですが、集計などに手間取ったものの、心配された混乱もなく無事終了しました。出典数は出展費を上げたためか、昨年より若干減りましたが、レベル的には昨年を上回る傑作、力作ばかりで、これだけでも見に来られる価値は十分あるものとなりました。
 
 総合賞(日本ハオルシア大賞2016)の結果は次表の通りで、1位(金賞)から9位までを入賞としました。入賞は例年出展作品数の上位1割が含まれるところまでとしています。今年は80余作品の出展があったので9位までとなりました。

ranking2016-1
 金賞には徐廸鄕氏の‘オーロラ錦’ と吉田雅浩氏の‘瀞’が同票数で入りました。吉田氏は昨年は銀賞でしたが、今年は見事金賞に輝き、2年続けての大賞受賞でした。
 ‘オーロラ錦’は白斑ぎみの見事な斑入り万象で、昨年中国から輸入されたものです。苗の大きさから見て最近の培養斑入り苗ではなく、おそらく10数年前に日本から中国に渡った‘オーロラ錦’が大きくなって里帰りしたものと推定されます。

金賞 ’オーロラ錦’
 金賞 ’オーロラ錦’

  ‘瀞’は吉田氏のオリジナル品種で、昨年銀賞だった‘グラスソード’と同じく、レツーサ系でありながら一部のオブト類のような非常に透明で輝くような艶窓が特徴的な品種です。鋸歯がないため‘グラスソード’よりすっきりした印象で、葉もより短葉です。

金賞 '瀞'
 金賞 ‘瀞’

 金賞が2名だったので、次は銀賞ではなく銅賞なのですが、これも徐氏の万象‘フレア’と私の万象‘翡翠龍’ が同票数で入りました。徐氏は金賞、銅賞のダブル受賞です。‘翡翠龍’は‘白妙’の大型培養変異で、これから大きくなるにつれ模様がもっと素晴らしくなるだろうと期待しています。

銅賞 ’フレア’
 銅賞 ’フレア’

銅賞 ’翡翠龍’
 銅賞 ‘翡翠龍’

 大賞(金賞、銀賞、銅賞)に万象が3点も入ったのは異例な出来事です。これまで玉扇・万象は価格の割には一般受けしないと言われ、事実これまで4回のフェスタ品評会でも2013年の‘玄武’、および2015年の‘玄武帝’の2回しか受賞していません。今年万象が3点も受賞したのは一般受けしないという既成概念を吹き飛ばし、玉扇・万象でも本当に良いものは一般愛好家からも高く評価されるということを改めて示すものと思われます。

 総合の第5位には磯崎氏の‘いちご白書’が入賞しました。出品時は“円空”という名で出ていましたが、“円空”は重複名なので‘いちご白書’と改名されました。大型ダルマ葉で非常に白い葉は歴代ピクサの中でもトップクラスです。

5位 'いちご白書'(円空)
 5位 ‘いちご白書’(円空)

 総合6位には押尾学氏のピクサ‘前人未踏’と林氏の‘華紫’(紫オブト錦)が入りました。‘前人未踏’は小澤直樹氏の作出品種で、ダルマ葉の白窓に非常に太い緑線の入る見事な品種です。小澤氏が‘前人未踏’と名付けた意気込みが伝わってきます。

6位 ’前人未到’
 6位 ’前人未踏’

‘華紫’は完全丸頭の紫オブトの斑入りで、この個体の斑の部分の葉先は非常に透明です。紫オブトにいくつか別クローンがあるので、‘華紫’にも元の紫オブトの個体により、いくつかタイプの異なるものがあるということです。

6位 ’華紫’(紫オブト錦)
 6位 ’華紫’

 総合8位には高瀬氏の万象‘流星群’が入りました。がっちりした見事な大株です。

8位 ’流星群’
 8位 ’流星群’

 総合9位は同じく高瀬氏の玉扇‘北斎’と伊藤氏の玉扇‘玄武帝’が同点で入りました。‘北斎’は同じく高瀬氏の‘流星群’同様、非常に見事な作りです。‘玄武帝’は現時点で玉扇の最高峰と思われるのでもう少し票が入るかと思ったのですが、季節的に窓中の線が十分黒くなっておらず、また殺虫剤か何かの影響で全体が黒くくすんでいたので予想したほど目立たなかったのかもしれません。

9位 ’北斎’
 9位 ’北斎’

9位 ’玄武帝’
 9位 ’玄武帝’

 大賞も含めた総合賞入賞は以上ですが、1点でも入賞するのが難しいほどの高レベルの品評会の中、徐氏と高瀬氏が各2点も受賞されたのは特筆されます。

 11位以下は次点及び次々点の作品です。
総合11位には奥山氏の玉扇‘大権現’、徐氏のスプレ錦、荻野氏の黒肌オブト錦(ブラックオブツーサ錦)の3点が同票数で入りました。
総合14位には奥山氏の‘サウロン’(特大モルドール)、吉田雅浩氏のオブツーサ‘空の音’、同じく吉田氏のコンプト交配‘シャロウズ’が入りました。

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 総合賞が一般愛好家の人気投票的評価なのに対し、部門賞は育種家や栽培家が専門的見地から評価するもので、出展者の相互評価です。結果は上表の通りです。
総合賞に入賞した作品は部門別でもトップになることが多いのですが、以下は総合賞を取った作品以外で部門賞を取ったものをご紹介します。

無地のコンプトコレクサ賞では‘大水晶’(出展時名は‟三仙寿交配”)が受賞しました。巨大な水晶オブトを思わせる山田氏作出品種で、オブト類の大型化育種に活躍が期待され、育種素材としての高評価だと思われます。なお、この作品は本来はオブト類に区分されるのが妥当かと思います。

コンプト・コレクサ賞 '大水晶’
 コンプト・コレクサ賞 ‘大水晶’

 他レツーサ系賞では私の‘犬山城’が入賞しました。永井氏のバデア交配ですが、極めて大型になり見事です。

レツーサ賞 ’犬山城’
 レツーサ賞 ‘犬山城’

 オブト類賞では江上氏の‘水晶オブト’と荻野氏の大型オブツーサが同票数で受賞しました。

オブト賞 ’水晶オブト’
 オブト賞 ’水晶オブト’

オブト賞 大型オブツーサ
 オブト賞 大型オブツーサ

 江上氏の‘水晶オブト’は昨年金賞を取った作品で、2年続けての受賞です。総合賞、部門賞合わせ、昨年入賞した作品で今年もいずれかの賞を撮った作品は、伊藤氏の‘玄武帝’、高瀬氏の‘流星群’、それに江上氏の‘水晶オブト’の3点のみです。昨年入賞したからといってもその姿を1年間維持し、あるいはより立派にし、再び入賞させるのは相当の技術と努力が必要です。一方で昨年出品された作品は新規性という点では投票者にあまりアピールせず、新規出展作品と比べ結構なハンディがあります。その点でそのようなハンディを乗り越え受賞したこれら3点は高く評価されます。

 他軟葉系賞と硬葉系賞は5票以上獲得した作品がないため該当なしとしました。入賞は総合、部門別問わず5票以上という基準は昨年決められていたのですが、品評会担当者が直前になって何回も変わったため、その方針が徹底せず、会場では受賞作品を発表しましたが誤りでしたのでお詫びして訂正します。

 斑入り部門のオブト錦賞では澤井氏の‟萩原No.5”が受賞しました。萩原氏のオブト錦はNo. 1からNo.5まであり、No. 1、4、5が黄斑、No. 2、No.3が赤斑です。
 No. 2は‘赤い鳥’、No.3が‘黒肌オブト錦’(通称ブラックオブツーサ錦)です。No.5はほとんど出回っておらず、短い禾はありますが丸頭で、オブト錦としては非常に良いものです。出品作品は斑廻りも良く高評価となりました。なお‟萩原No.5”は作出者により'カナリアの舟’と名付けられました。カナリアシリーズは濃緑艶地肌に濃黄斑のオブト錦のグループです。他に‘カナリアの歌’、‘カナリアの恋’、‘カナリアの夢’などがあります。

オブト錦賞 ’萩原No.5’
 オブト錦賞 ’カナリアの舟’(’萩原No.5’)

 斑入りレツーサ系では私のコレクサ錦が受賞しました。ジュノー系(ジュピター系)の大型網目模様のコレクサ錦です。

レツーサ系錦賞 コレクサ錦
 レツーサ系錦賞 コレクサ錦

 他軟葉系斑入りは該当なしでした。

 硬葉系斑入りは西島氏の‘冬の星座錦 特B’が受賞しました。‘冬の星座錦’はちょうどよい斑廻りを維持するのが難しく、多くは斑が抜けたり全斑になってしまうのですが、この株はうまく良い斑廻りを維持しています。

硬葉系錦賞 冬の星座錦 特B
 硬葉系錦賞 ‘冬の星座錦 特B’


 なお入賞しなかった作品の中にも非常に良いものがいくつもありました。日本ハオルシア大賞は年々レベルが上がり、1点でも入賞することが非常に難しくなっています。
愛好家の皆さんが来年の入賞を目指して栽培、管理に努力され、さらなる優良作品を多数出展してくださるようお願いいたします。

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次点以下及びその他の優良作品については、後程また別記事にてご紹介します。

ハオルシアフェスタ2016 ご報告とお礼

4月24日(日)に開催されましたハオルシアフェスタ2016への多数のご来場、ご参加ありがとうございました。

概略として、入場者数は約200人(昨年とほぼ同じ)、出店数は10(昨年より2卓増)、品評会への出展作品数は80(昨年より20作品減)、セリの売上は約250万円(昨年の1.4倍)でした。

出展作品が減ったのは数を制限するために出展料を値上げしたのが原因と思われます。

このため若干出展数は減りましたが、より精鋭作品が集まり、レベル的には昨年に劣らない傑作、力作ぞろいでした。

運営上、御来場の皆様にはご不便をおかけした点もあったかと思いますが、温かいご支援とご協力を頂き無事今年も盛況のうちに幕を下ろすことが出来ました。ここにご報告とお礼を申し上げます。

次回もまたよろしくお願い致します。

品評会の入賞作品などは追ってこちらのブログにてご紹介します。


☆コメントは承認後に公開されます。
☆品種等の質問はハオルシア協会会員に限定します。

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